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集合写真
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例会  平成19年6月19日   増田リーダー
      花シリーズ   浄瑠璃寺・岩船寺

   当尾(とうの)の里 浄瑠璃寺から岩船寺
   集合 奈良駅 9時30分
 奈良駅=西小(にしお)バス停ー不動磨崖仏ー浄瑠璃寺ー地蔵三尊ー磨崖仏ー 笑 い仏―岩船寺-岩船寺バス停
                               
            浄瑠璃寺
      この寺は、東の薬師仏を祀る三重塔、中央宝池、西の九体阿弥陀堂からなりたってている。
      寺名は創建時のご本尊、薬師仏の浄土である浄瑠璃世界からつけられた。薬師仏は東方浄土
      の教主で、現実の苦悩を救い、目標の西方浄土へ送り出す 遣送仏である。阿弥陀仏は西方未
      来の理想郷である楽土へ迎えてくれる来迎仏(らいごう)である。
      薬師に遣送されて出発し、この現世へ出て正しい生き方を教えてくれた釈迦仏の教えに従い煩
      脳の河を越えて彼岸にある未来をめざし精進する。そうすれば、やがて阿弥陀仏に迎えられて
      西方浄土へ至ることができる。
               
      九体阿弥陀堂    (国宝)   藤原時代
      三重塔         (国宝)   藤原時代
      九体阿弥陀如来像 (国宝)   藤原時代
岩船寺
田中さんと

平成20年1月12日(土)
     近畿山岳愛好会新年懇親会
     場所:アサヒビアケラーアベノ(JR、地下鉄天王寺、アベノセンタービルB1F)
     時間:PM13:00〜15:00
     
     久しぶりの新年懇親会に和服で出席。会場が解りにくい為、所々に役員の方が、
     「愛好会」の旗を持って迎えて下さり、会場の案内をして下さるのが有難い。
     はじめ会長の続いて各役員の方々のご挨拶。「乾杯」の音頭で始まる.久しぶり
     に拝顔する懐かしい顔、顔・・・・・あっという間に楽しい会は終わる。
     出席者60名の盛会。

平成20年新年懇親会

懇親会

創立35周年記念誌、投稿紀行文

想い出に残る晩秋の山行
平成19年12月15日 今日の例会は、帝釈山系 稚児が墓       参加者8名年12月15日
登山口から芦谷川に沿って堰堤までは細い道だが歩き易い。美しい渓流や底が見える程澄んだ深い水た
まりなどを 眺めながら進んでいく。40分程歩いた頃から右岸・左岸へと移動が激しくなり、難所を緊張して渡る。堰堤 で5分休憩。夏の例会が中止、秋に再度実施ということもあり、リーダーが何度も下見して下さったと聴く。目じるしの「赤いテープ」 をたどりながら進むにつれ難しい道となり、しっかりした岩石や木を手で確かめながら一歩一歩と気をつけてリーダー のあとに続く。
歩きはじめて2時間足らずのところで左右に道が分かれている分岐に出る。道なき道でところどころに 炭焼き跡のような洞穴がみられる。後で思ったことだが、これは食料品を隠し貯蔵する為のほら穴だったのでは・・・・・と
皆で平坦な広場をみつけ、昼食をとる。薄暗い谷筋の登りだったが、昼食の時はパッと陽がさし木漏れ日の陽だまりで各自持参のお弁当をひろげる。ガスバーナーでお湯を沸かしてもらいカップラーメンや即席スープなどの温かい食事、楽しい会話。温度計は5度を指しているらしいのに、さほど寒さを感じない。 やがて次のステップ「尾根」をめざして登る。この辺りから今まで程の難所 はないと聞きホッとする。 途中横倒れになった大木の幹にまるで盆栽を並べたように沢山の小枝が「天」に向かって 緑の若葉をつけていた。一同立ち止まって観察したり写真を撮ったりする。自然界の逞しさ・素晴らしさに感動。 ゆとりをもって歩いている若い人達のおかげでこんな珍しい光景を目にする事が出来 感謝。 午後1時頃やっと 縦走路の尾根に辿り着く。 きつい登りをロープを頼ったりしながら稚児が墓へ1時すぎ到着。  三等三角点596m
 あとで調べて解ったのだが、「稚児が墓」は阪神間の伝説の山となっている。

『織田信長の播磨平定では天正6年(1578)毛利方についていた三木城の別所小三郎長治を攻めるべく
     羽柴秀吉に命じた三木城攻めでは、秀吉軍に包囲され1年10ヵ月にもわたる「三木干殺し」といわれる悲
     惨な兵糧攻めの史実がある。
     明要寺は三木・別所氏の信仰も篤く年々寄進を受けていて、その恩顧に報いる為にと僧侶達もが秀吉の
     監視の目を潜って城内へと兵糧を搬入していたがみつかり、輸送に当っていた者は捕らえられ一人残ら、
     ず殺りくされてしまいます。この時丹生山の明要寺も攻められ焼き討ちにあいます。武装した僧侶達は逃
     げ場を失って谷に落ち死んでいった。寺には多くの幼い侍童、稚児もいて,戦闘がはじまると、一団となっ
     て明要寺から北東の尾根伝いに落ち延びて行ったが稚児ヶ墓の山上で秀吉軍に発見されて了い大勢の
     稚児達が切り殺された。時に天正7年(1579)5月22日の雨の降る夜だった。
     その後村人等によって稚児らのなきがらをこの山頂に葬って墓に供える花を手折った東の峰を花折山と
     呼ぶようになったと言われます。』


     やがて露岩の上に石片を高く積んだ塚の展望の素晴らしい広場に着く。『稚児墓山伝説遺跡(山田民族
     文化保存会)』の標柱が立っている。ここで小休止。   そして肘曲り方面へ下山、原野へ2キロの表示
     タイムpm2:00と記帳する。大きな石がころがり歩き難い道なので気をつけながら下って行く。
     視界が広がり遠くに白い大きな建物が見える。リーダーがあの側まで行くのだと言われる。随分長い車
     道を覚悟していたら、アッと驚く程方向のそれた道に進まれ、後に続く。丘のなだらかな水平の巻き道。
     黄色や茶褐色の絨毯の落ち葉を踏んで、カサッ、カサッと全員の足音が鳴る。まるで交響曲のよう!この
     感触はたまらない。メンバー全員の中、思わず歓声があがる。
     やがて遊歩道に通じほとんどホテルまでリラックスして歩け今年最後となるであろう晩秋の風景を愛でな
     がら、山旅は終った。
     立派なみの谷グリーン・スポーツホテルへ立ち寄った後帰途に向かう。JR三宮で リーダーから解散の
     挨拶があり、皆夫々に別れる。ベテランのYさんが「今日はいい山でしたね。」と言われていたのが印象
     的だった。 

3月25日(火)花シリーズ169 アーモンドの花

深江浜から風吹岩      (増田リーダー)    出席者 24名

コース 深江駅ー東洋ナッツ食品株式会社ー魚屋道起点ー山ノ神ー風吹岩ー保久良神社ー 阪急岡本駅

アーモンドの花 魚屋道 風吹岩からの眺望 民家のアーモンド花
東洋ナッツの会社の庭園に咲くアーモンドの花(地中海が原産でバラ科サクラ属に分類される落葉高木樹)を愛でたり集合写真を撮ったりした後、昔の人が魚を有馬へ運んだという「魚屋道」を行く。割合なだらかな道だが、ごろごろ道で歩きにくい。有名な「蛙岩」のあたりで昼食。青空の下、春の陽気を肌で感じる瞬間。
展望のよい風吹岩で休憩。岩に登ったり、下界を眺めて楽しんだりする人。保久良神社梅林では梅観賞。道々山椿なども満開で文字通りまさに「花シリーズ」の一日だった。

4月27日 (木) ちょっと六甲シリーズ 中川リーダー

奥池から熊笹峠・凌雲台
コース 阪急芦屋川=奥池ー熊笹峠ー六甲縦走路ー凌雲台ー天狗南尾根ー渦森バス停

白水神社 祭り神 凌雲台にて 天狗岩からの眺め


美しい奥池から熊笹峠の自然の景色や鳥の声を聴きながら、緩やかな歩道を進む。皆と語り合いながら
和やかに、リラックス出来る私の好きなコース。車道がしばらく続くが、それを忘れさすいい縦走路が有難い
白水神社の裏の境内で昼食。あと表六甲と裏六甲の景色を交互に眺め乍ら「凌雲台」へ・・・・帰りは一気
      に天狗道南尾根を下る。お天気にも恵まれ暑からず・寒からず。 よき一日。 (出席者 8名)
                               
4月30日 (水) 神戸・相楽園のつつじと錠山

コース 高速神戸駅ー湊川神社ー大倉山電子基準点ー関帝廟ー相楽園・旧ハッサム邸
金星台ーヴィーナスブリッジー碇山―回教寺院―生田神社ー三宮駅

伊藤博文像台座 台座説明 大倉山電子基準点 関帝廟 相楽園

相楽園 船屋形 屋形説明 大クスノキ 碇山よりの景観


参加者29名  川戸リーダー・小川サブリーダー沢山の参加者その上、街の中の見学箇所もかなりあり信号の誘導その他大変なご苦労だったと思う。御蔭さまで大倉山電子基準点など貴重なものを教えていただきました。
                        
5月15日 (木) 行者岳  松本リーダー

登山口 岩屋観音堂 行者岳 多々良ダム 藤の花

私の紀行文(投稿文)
播磨の山  行者岳    (初級の上)  5月15日(木)
JR姫路駅 播但ホーム  8時30分集合   参加者 7名   顔ぶれを見るとリーダー格のベテラン揃いだ。
「皆にしっかりついていけるだろうか?」という不安をかかえたまま生野駅まで。ここで10人乗りのタクシーで
ゆったりと登山口まで行く。二十二番 岩尾山 鷲原寺。 行者岳まで2800Mの表示板あり。リーダーから
今日の予定コースの説明を受ける。
岩屋観音参道は林道工事のため9月頃まで「通行止め」になっているが、前もって朝来市に許可をもらって下
さっていたので、通行禁止の参道から10時過ぎ入山しはじめる。円山川の支流の観音川に沿って苔むした
石畳の参道を進む。1300年前も昔、法道仙人の開基と伝えられている鷲原寺。その往時をしのぶ。美しい水
の流れの渓谷を右に眺め、小鳥のさえずりを聴きながらひんやりした杉木立を行く。岩屋観音堂に11時ごろ
到着。60M以上もある岸壁に張り付くように建っている舞台作りのお堂を見学。 鎌倉時代に「心阿」という
人が奈良の方からこの地へ来て刻んだ十一面観音菩薩など15体の石仏が安置されている。4月春の大祭
・毎月18日の午前中開帖されるが、観ることが出来なかったのが残念。この後やや厳しい登りが続く。行者
岳まで1000Mの道標あり。きつい登りのあと、まぶしいばかりの新緑と青い空。
どうだんつつじの可愛らしい花など愛でながら登る。行者岳786Mに12時頃やっと到着。広やかな、いいとこ
ろだ。各自お弁当を広げゆっくりと語らいながら、最もくつろぐ楽しいひととき。1時間後、多々良ダム方面にむ
けて一気に厳しい下りが続く。それにしても、リーダーの早いこと。いや、私の加齢のせいなのか。石車にのら
ないよう一歩一歩と気をつける。急いで後に続いたら、新聞沙汰になる事故にもなり兼ねない!と自分自身に
いいきかせつつ・・・厳しい下りのあいま、眼下に素晴らしい山々と青い空、多々良ダムの湖水が広がる。この
色は何と表現したらいいのか。ターコイズブルー(トルコ石)か。ある場所からは神秘的に・・・
 やがて今日のハイライト!大きな切り立った岩にそって30Mもあるんだろうか、ロープが張られている。
 リーダーの指示どおり先づ私が下降する。行者跡の標示の落石のない安全なヶ所で待機する。下山3時過ぎ。
タクシーが来るまで、多々良ダムの周囲に植えられた桐の花・うつぎ系の花など写真に収めたり、着替えをした
りして待つ。きれいな空気と大自然を満喫し、厳しいがそれだけに楽しく充実した一日だった。
                              



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